代表的な疾患|名古屋市中村区の整形外科|平野整形外科

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代表的な疾患

橈骨遠位端骨折

前腕に2本ある骨のうち、橈骨(とうこつ)が手首部分で折れた状態です。転倒して手をついたときなどに折れるケースが最も多く、小中学生のお子さん、中高年以上の女性に多い骨折です。別名、コレス骨折やスミス骨折とも呼ばれています。骨粗しょう症で骨がもろくなっていることも多い閉経後の女性は、特に注意する必要があります。

腰椎圧迫骨折

腰椎に外部から圧力がかかって、椎体がつぶれてしまう状態です。腰に強い痛み、下肢に痛みやしびれ、麻痺などが生じます。症状はヘルニアに似ていることが多く、高齢者や女性に多い骨折です。椎体の変形により背中が曲がったり、身長が縮んだりすることもあるほか、椎体が極端につぶれると神経を圧迫して筋力低下を引き起こし、歩行が困難になります。

大腿骨近位部骨折

外力が集中して股関節を構成する大腿骨(太ももの骨)が折れた状態です。足の付け根に痛みが生じ、起立や歩行が困難になります。骨粗しょう症で骨がもろくなった高齢者に多いのが特徴です。転倒や転落、尻もちなどによって折れるケースが多い一方、こうしたトラブルがなくても骨折する場合があり注意が必要です。

上腕骨近位部骨折

肩関節から肘関節をつなぐ上腕骨が、肩関節の近くで折れた状態です。肩や腕に痛みが生じて、腕を上げたり、ひねったりできなくなるケースが大半です。骨折から2~3日後、肩や胸部、上腕部などに内出血(青あざ)が現れることもあります。