こんにちは、平野整形外科です。 「最近、物忘れが増えたかな?」と不安に思うことはありませんか?
実は、認知症の予防には「脳トレ(パズルや計算)」だけでなく、「運動」が非常に高い効果を発揮することが分かっています。今回は、なぜ運動が脳に良いのか、そして今日からできる具体的な方法をご紹介します。

1. なぜ「運動」が認知症に効くの?
脳と筋肉は、神経を通じて密接につながっています。体を動かすことで脳の血流がアップし、脳の神経細胞を成長させる物質(BDNFといいます)が分泌されるからです。
特に、**「歩く」**という動作は、路面の状況を判断したり、バランスを取ったりと、脳をフル回転させています。
2. おすすめは「デュアルタスク(2つの同時進行)」
認知症予防に最も効果的と言われているのが、「運動」と「頭の体操」を同時に行うことです。これを「デュアルタスク」と呼びます。
脳を刺激するエクササイズ例
-
足踏み + しりとり その場で足踏みをしながら、声に出してしりとりをします。
-
ウォーキング + 計算 散歩をしながら「100から7を順番に引いていく(100, 93, 86…)」といった計算をします。
-
階段昇降 + 献立作り 階段の上り下りをしながら、今日の晩ごはんのメニューを考えます。
ポイント:間違えてもOK! 「えーっと…」と思い出そうと必死になっている時、脳は一番活性化しています。完璧にできることよりも、「考えながら動く」その過程が大切です。
3. 整形外科からお伝えしたい注意点
せっかく脳のために運動を始めても、膝や腰を痛めて歩けなくなってしまっては逆効果です。
-
まずは「痛み」を取り除く: 膝や腰に痛みがあると、外出が億劫になり、結果として認知機能の低下を招くことがあります(これを「ロコモ」と認知症の負の連鎖と呼びます)。
-
適切な靴選び: 転倒は脳へのダメージに直結します。しっかり足を支える靴を履きましょう。
4. 「楽しく、誰かと」が継続のコツ
一人で黙々と運動するよりも、誰かとおしゃべりしながら歩いたり、デイケアや地域の体操教室に参加したりすることは、社会的刺激になり、さらに予防効果を高めます。
おわりに
「将来の認知症が心配だけど、何から始めたらいい?」 そんな悩みをお持ちの方は、まずは**「痛みのない体作り」**から始めませんか?
当院では、皆さんが安心して運動を続けられるよう、関節の健康を全力でサポートします。脳も体も若々しく保つために、一緒に一歩を踏み出しましょう!
