膝の痛み、あきらめていませんか?変形性膝関節症との付き合い方
「階段の上り下りがつらい」「立ち上がる時に膝がこわばる」……。 そんな症状にお悩みの方、それは**「変形性膝関節症」**かもしれません。
膝のクッションである軟骨がすり減ることで痛みが起きるこの疾患。一度すり減った軟骨は元に戻るのが難しいですが、**「進行を遅らせること」や「痛みを取り除くこと」**は十分に可能です。
今回は、当院でも行っている主な治療法について分かりやすく解説します。
1. 保存療法:まずは手術をしない選択肢から
多くの場合、まずは膝への負担を減らし、痛みと上手く付き合う治療からスタートします。
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運動療法(筋力トレーニング) 膝を支える「大腿四頭筋(太ももの筋肉)」を鍛えることで、膝関節にかかる負担を劇的に減らすことができます。
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物理療法(温熱・電気) 患部を温めたり電気を流したりすることで血行を促進し、筋肉のこわばりや痛みを和らげます。
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装具療法(インソールなど) 足底板(インソール)を使って重心のバランスを整え、膝の内側にかかる負担を軽減します。
2. 薬物療法:痛みをコントロールして動ける体へ
痛みが強いと体が動かせず、さらに筋力が落ちるという悪循環に陥ります。
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飲み薬・塗り薬:炎症を抑え、日常生活をスムーズにします。
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ヒアルロン酸注射:関節の滑りを良くし、クッションの役割を補うことで痛みを緩和します。
3. 先進的な治療:再生医療(自由診療など)
近年、自分の細胞や血液の成分を利用して、炎症を抑えたり組織の修復を促す**「再生医療」**という選択肢も広がっています。「手術はしたくないけれど、従来の注射では効果が薄い」という方に注目されています。
https://hiranoseikei.net/2025/10/09/新しい治療のご紹介(再生医療 pdf-fd療法)/
4. 手術療法:根本的な改善を目指す場合
保存療法で改善が見られず、日常生活に大きな支障がある場合は、提携病院等と連携して手術を検討することもあります。
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関節鏡視下手術:小さな穴から内視鏡を入れ、傷んだ組織を取り除きます。
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人工膝関節置換術:傷んだ関節を人工のものに置き換え、歩行能力の劇的な改善を目指します。
大切なのは「早期発見」と「適切な継続」
膝の痛みは放置すると、かばって歩くことで腰や股関節まで痛めてしまうことがあります。 「年だから仕方ない」と放置せず、まずはあなたの膝が今どんな状態なのか、一緒に確認してみませんか?