交通事故に巻き込まれた場合、すみやかに整形外科で検査を受けることが大切です。
しかしながら、突然のことで冷静な判断ができなくなり、受診まで時間がかかってしまう方も珍しくありません。
万が一に備えて、事故後にどのような流れで受診するのか覚えておきましょう。
この記事では、交通事故に遭ってから整形外科を受診する流れを解説します。
受診時にかかる費用なども紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
■交通事故治療の流れ
交通事故に巻き込まれた場合、できるだけすみやかに整形外科を受診する必要があります。
これは、目に見えるけがの処置はもちろん、骨や内臓などにダメージがないか検査し、適切な処置を受けるためです。
交通事故発生後は、以下のような流れで整形外科を受診します。
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保険会社へ連絡する
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整形外科を受診する
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医師から診断を受ける
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治療を開始する
それぞれのSTEPについて、詳しく解説していきます。
◎1.保険会社へ連絡する
交通事故に巻き込まれた場合は、まず相手側の保険会社に連絡しましょう。
事故の状況や自分の状態を伝えた後、受診する病院の名前と電話番号を伝え、保険会社から病院に連絡を入れてもらいます。
こうすることで以降の手続きをスムーズに進めることが可能です。
なお、当院では保険会社からの連絡がない場合、医療費は全額自己負担での対応となります。自己負担の場合は20,000~40,000円かかる点に注意してください。
自己負担した費用は当院から返金できませんので、保険会社さんとやり取りしていただくようお願いいたします。
◎2.整形外科を受診する
保険会社への連絡後、すみやかに整形外科を受診しましょう。
健康保険証と本人確認できる書類(運転免許証など)を提出し受付してください。
受診の際は窓口へ「交通事故で来院しました」と伝えます。
当院はWeb問診を導入しておりますので、問診票には、痛み・違和感・吐き気・頭痛・めまいなど、現在の状態をできる限り細かく記入しましょう。
自分で記入するのが難しい場合は窓口へ声をかけ、症状を伝えるようにしてください。
◎3.医師から診断を受ける
順番まで待った後、医師からの診断を受けます。
診断には正確な情報が必要となるため、けがの状況や体調などを細かく伝えてください。
なお、事故後は状態が急激に変化する場合があります。
問診の時点ではなかった症状が出現したり、さっきまであった症状がなくなったりする可能性もあるため、診察時の状態をそのまま伝えてください。
問診後はレントゲン検査や超音波検査など、必要に応じて詳しく検査を実施します。
◎4.治療を開始する
医師の診断結果をもとに、症状やけがの状態に合わせた治療を提案します。
治療は内容やプランを説明したうえで実施するため、疑問に思うことや不安なことがあれば気軽に質問しましょう。
なお、治療にかかる期間は患者さんによって異なります。
長期間の治療が必要なケースもあるため、通院ごとに症状の経過や調子を伝えてください。
また、事故直後は痛みや不調がなく、しばらく日数が経過してから出現する場合もあります。
事故から1週間は様子をみておき、経過や状態を報告するのが無難です。
■整形外科の交通事故治療はいつまで受けられる?
整形外科での交通事故治療は、症状が完治するか、症状固定と判断するまで継続可能です。
症状固定とは、それ以上けがや不調が改善する見込みがないことを意味します。
ただし、治療費については保険会社の判断により打ち切られる場合があります。なお、症状固定後も治療継続を継続することは可能ですので、希望する場合は医師へご相談ください。
■交通事故の整形外科受診でよくある質問
交通事故で整形外科を受診する方からよくいただく質問を紹介します。
◎事故から時間が経っていても受診して大丈夫?
事故後に時間が経っていても受診していただくことが可能です。
数日たってから痛みや違和感が出て来た場合はご相談ください。
また、ほかの医療機関を受診したものの、なかなか症状が改善しない場合の相談も受け付けております。
◎診断書は整形外科で貰える?
交通事故の診断書は整形外科で作成します。
当院でも作成を承っておりますので、診察の際にお問い合わせください。
■万が一に備えて交通事故後の受診の流れを把握しておこう
どんなに気を付けて生活していても、交通事故に巻き込まれるときは突然やってきます。
いざというときに備え、整形外科を受診する流れや、手続きのポイントを覚えておきましょう。
『平野整形外科』では、交通事故の診断と治療を承っております。
事故で受けたけがや不調を詳しく検査し、後遺症が残らないよう治療にあたらせていただきます。
万が一事故に遭ってしまった場合や、事故後の不調が長引いている場合は、お気軽にご相談ください。